2004 SEASON END …ドルフィンズ、7点差届かず
マイアミドルフィンズの2004年シーズン最終戦は、プレーオフ進出にわずかな望みを残しているボルチモアレイブンズとの敵地での対戦となった。今シーズンは両チームともオフェンスが低迷していることからロースコアの試合展開が予想されたが、それに反して序盤から点の取り合いとなった。しかし最後はディフェンス力が勝ったレイブンズが30-23で逃げ切った。
勝ったレイブンズは9勝7敗となり、その時点でまだプレーオフ進出の可能性を残していたが、その後の試合でデンバーブロンコスとジャクソンビルジャガーズが勝利したため、結局プレーオフに進出することはできなかった。
一方敗れたドルフィンズは4勝12敗でシーズンを終えた。1シーズン12敗はチーム史上最多で、1988年以来の負け越しとなった。また暫定HCジム・ベイツの下でも3勝4敗で終わり、こちらでも勝ち越すことはできなかった。
第1Qドルフィンズは試合開始直後の攻撃の第1プレーで、この日がNFL初先発となるQBセイジ・ローゼンフェルズがプレーアクションパスからWRクリス・チャンバースにロングパスを投じ、これが76ヤードのTDパスとなって、試合開始わずか16秒で7-0と先制した。
しかしこれに対してレイブンズもすぐに反撃する。直後の攻撃でQBカイル・ボラーがTEダニエル・ウィルコックスへ14ヤード、17ヤードの効果的なパスを通し、さらにドルフィンズCBサム・マディソンのパスインターフェアの反則に助けられるなど7プレーで64ヤードをドライブ、最後はドルフィンズ陣内1ヤード地点でボラーからTEテリー・ジョーンズへショベルパスが決まってTD、7-7の同点に追いついた。
第2Qに入って、ドルフィンズは最初の攻撃で50ヤード地点からという絶好のフィールドポジションを得た。レイブンズ陣内35ヤード地点までボールを進めてKオリンド・マレーの53ヤードFGで勝ち越しを狙ったが右にそれて失敗、チャンスを失った。そしてここから試合の流れは一気にレイブンズ側に傾いた。
直後の攻撃でレイブンズは、ボラーからウィルコックスへの13ヤードパス、RBジャマール・ルイスの20ヤードランなど9プレーで50ヤードをドライブ、最後はKマット・ストーバーが25ヤードのFGを決めて10-7とリードを奪った。
勢いに乗るレイブンズは、直後のドルフィンズの攻撃でDEジャレット・ジョンソンがローゼンフェルズのパスを叩いてインターセプト、そのまま6ヤードをリターンしてTDを決め、17-7とリードを広げた。
さらにレイブンズは次の攻撃でも、ルイスのランプレー、ボラーからWRクラレンス・ムーアへの14ヤードパスなど12プレーで48ヤードをドライブし、最後はストーバーが前半終了8秒前に19ヤードのFGを決めて20-7とさらにリードを広げてハーフタイムを迎えた。
第3Qに入ってもレイブンズの勢いは止まらない。ドルフィンズの最初の攻撃で、Sエド・リードがローゼンフェルズのパスをインターセプトしてそのまま41ヤードをリターンしてドルフィンズ陣内2ヤード地点で攻撃権を獲得すると、直後のプレーでルイスが2ヤードのTDランをあっさりと決めて、27-7と大量20点のリードを奪った。
このままレイブンズの一方的な試合展開になるかと思われたが、ドルフィンズは直後のキックオフでKRウェス・ウェルカーが95ヤードのキックオフリターンTDを決めて27-14と7点を返した。
これで息を吹き返したドルフィンズは、直後のレイブンズの攻撃を早々にパントに追い込んで攻撃権を獲得すると、RBサミー・モリスの12ヤードラン、ローゼンフェルズからWRデリアス・トンプソンへの13ヤードパス、チャンバースへの18ヤードパスなど9プレーで90ヤードをドライブし、最後はモリスが35ヤードのTDランを決めて27-21と6点差まで迫った。
しかしレイブンズも次の攻撃では、ボラーからウィルコックスへの12ヤードパス、TEダメル・ディンキンスへの18ヤードパスなど9プレーで50ヤードをドライブし、最後はストーバーの33ヤードFGで3点を追加、30-21とまたリードを広げて第3Qを終了した。
第4Q開始直後のドルフィンズの攻撃で、ローゼンフェルズがチャンバースに20ヤードのパスをヒットさせ、さらにWRブライアン・ギルモアへは37ヤードのパスを決めて一気にレイブンズ陣内1ヤード地点まで攻め込んだ。
しかしここでRBトラビス・マイナーが2回走っていずれもTDを奪えず、挙げ句に次のプレーではローゼンフェルズのパスがDEアンソニー・ウィーバーにインターセプトされてターンオーバー、ドルフィンズは得点を奪うことができなかった。
絶好の得点チャンスを逃したかに見えたドルフィンズだったが、直後のレイブンズの攻撃でDEデビッド・ボウエンスがルイスにタックルしてファンブルを誘発させ、転がったボールはエンドゾーン内でボラーがリカバーしたものの、Sサミー・ナイトがタックルしてセーフティーとしドルフィンズは2点を獲得、30-23と7点差とした。
1TD差を追いかけるドルフィンズは、残り試合時間7分を切ったところで攻撃権を得ると、一度はパントに追い込まれたものの、ラッフィング・ザ・キッカーの反則に助けられて攻撃を続け、ローゼンフェルズがチャンバースに18ヤードパスを決めるなどでレイブンズ陣内28ヤード地点まで攻め込んだが、そこからローゼンフェルズがLBテレル・サッグスのQBサックを受けて大きく後退、結局パントで攻撃権を失った。
その後ドルフィンズは残り試合時間42秒で再び攻撃権を得たが、ローゼンフェルズがいきなりQBサックを受けるなど攻撃が続かず、結局30-23のままレイブンズの勝利が確定した。
怪我で欠場のQBA.J.フィーリーに代わって出場したローゼンフェルズはパス38回投中16回成功で264ヤードを獲得して1TDをあげたものの、3つのインターセプトと3度のQBサックを受けるなどレイブンズディフェンスに苦しめられた。
またドルフィンズディフェンスはルイスにランで167ヤードを献上、ボラーに対してはパス27回投中14回成功の142ヤード獲得に抑えたがインターセプトもサックも奪えず、DEジェイソン・テイラーが第3Q途中に怪我で退場するなどの不運も重なり、勝負どころでレイブンズのオフェンスを抑えきれなかった。
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