MONDAY NIGHT MIRACLE …ドルフィンズ、スーパー王者に大逆転勝利
昨シーズンのスーパーボウルチャンピオンで今シーズンも目下12勝1敗とNFL最強チームとの呼び声も高いニューイングランドペイトリオッツと、第14週を終わって2勝11敗でNFLワーストチームとなっているマイアミドルフィンズが対戦したマンデーナイトゲームは、残り試合時間1分23秒でQBA.J.フィーリーがWRデリアス・トンプソンに21ヤードTDパスを決めて、29-28でドルフィンズが劇的な逆転勝利を飾った。
勝ったドルフィンズはこれで3勝11敗。AFC東地区のライバルとの対戦での6戦全敗を免れるとともに、同時にAFCのチームとの対戦にも初勝利を記録したこととなる。
一方敗れたペイトリオッツは12勝2敗。すでにAFC東地区の優勝を決めているものの、プレーオフでの第1シード権獲得に関して、13勝1敗のピッツバーグスティーラーズに一歩おくれをとった。
第1Qペイトリオッツは試合開始直後の攻撃で、RBコーリー・ディロンが18ヤードランを決めるなど9プレーで77ヤードをドライブし、最後はQBトム・ブレイディがRBケビン・フォークに31ヤードのTDパスをヒットさせてあっさりと先制、19試合連続で先制得点をあげるというNFL記録を更新して7-0とリードを奪った。
しかしドルフィンズは次のペイトリオッツの攻撃をパントに追い込むと、PRウェス・ウェルカーが71ヤードのパントリターンを見せてペイトリオッツ陣内2ヤード地点までボールを運んだ。
そして次のプレーでRBサミー・モリスがエンドゾーンにダイブ、2ヤードのTDランとなって、ドルフィンズは7-7の同点に追いついた。
その後両チームともパントの蹴り合いとなって第1Qを終了したが、ペイトリオッツは第2Q最初の攻撃を50ヤード地点から開始すると、ディロンが5キャリーで21ヤードを稼ぐなどでボールを進め、12プレーで50ヤードをドライブして、最後はディロンの3ヤードTDランで締めくくって14-7と再び7点リードを奪った。
これに対してドルフィンズもすぐに反撃する。直後の攻撃でフィーリーがWRブライアン・ギルモアに15ヤードパス、マーティ・ブッカーに17ヤードパスをヒットさせるなど11プレーで58ヤードをドライブして、最後はKオリンド・マレーが30ヤードのFGを確実に決めて14-10と4点差に迫った。
第3Qに入って、ドルフィンズはキックオフ直後の攻撃で相手の反則に助けられて大きく前進するも、WRクリス・チャンバースがファンブルして攻撃権を失った。
これでチャンスをつかんだペイトリオッツは、ブレイディがWRデビッド・パッテンに20ヤードパスをヒットさせるなどでドルフィンズ陣内20ヤード地点まで攻め込んだが、ここでブレイディのパスをドルフィンズSサミー・ナイトがインターセプトして32ヤードをリターン、これにペイトリオッツOTマット・ライトの反則も加わって、逆にドルフィンズがペイトリオッツ陣内43ヤード地点から攻撃権を得た。
ドルフィンズはこのチャンスを生かし、RBトラビス・マイナーの8ヤードラン、フィーリーからトンプソンへの10ヤードパスなどでボールを進め10プレーで43ヤードをドライブ、最後はマイナーが1ヤードのTDランを決めて、遂にドルフィンズが17-14と逆転に成功した。
しかしこれに対してペイトリオッツもすぐに反撃する。直後の攻撃でブレイディからWRディオン・ブランチへの10ヤードパス、TEダニエル・グラハムへの10ヤードパス、ディロンの20ヤードラン、さらにドルフィンズ側に2つの反則も加わるなど10プレーで71ヤードをドライブし、最後はブレイディがディロンに2ヤードのTDパスを決めて21-17としてあっさりと再逆転した。
そして第4Q、中盤に攻撃権を得たペイトリオッツはブレイディからブランチへの11ヤードパス、フォークの16ヤードラン、ディロンの20ヤードランなど8プレーで65ヤードをドライブ、最後はブレイディがグラハムに2ヤードのTDパスをヒットさせて28-17とリードを広げた。
残り試合時間4分弱で11点差を追うことになったドルフィンズにもはや勝ち目はないかと思われたが、しかし直後のキックオフをウェルカーが31ヤードリターンして攻撃を開始すると、フィーリーがモリスに15ヤードパス、TEランディ・マクマイケルに11ヤードパスをヒットさせるなどでボールを進めた。
さらにペイトリオッツSロドニー・ハリソンの18ヤードのパスインターフェアの反則にも助けられてペイトリオッツ陣内1ヤード地点まで攻め込み、最後はモリスのこの試合2つ目となる1ヤードTDランで68ヤードのドライブを締めくくった。2点コンバージョンのパスは失敗したものの、28-23と試合時間2分7秒を残して5点差に詰め寄った。
そしてその直後のペイトリオッツの攻撃、3rdダウン残り9ヤードで1stダウンを更新したいペイトリオッツはブレイディがパスプレーに出たが、ドルフィンズDEジェイソン・テイラーにサックされそうになると無理な体勢からパスを投げ、これをLBブレンドン・アヤンバデジョがインターセプトしてドルフィンズがペイトリオッツ陣内21ヤード地点で攻撃権を獲得した。
残り試合時間1分45秒で絶好の逆転チャンスを得たドルフィンズだったが、いきなりフォルススタートの反則を犯し、さらにフィーリーのパスも思うように決まらず、4thダウンで残り10ヤードの絶体絶命のピンチ、しかしここでフィーリーがエンドゾーンに向かってパスを投じ、これをトンプソンが見事にキャッチして21ヤードのTDパスとし、ドルフィンズが29-28と大逆転劇を演じた。
直後の2点コンバージョンのパスは失敗して1点差のまま、残り試合時間1分23秒でペイトリオッツの攻撃となったが、ブレイディのパスはドルフィンズSアートロ・フリーマンにインターセプトされて万事休す、結局29-28のまま試合が終了した。
フィーリーはパス35回投中22回成功で198ヤードを獲得、4回のサックを受けながらインターセプトはなく、土壇場でチームを勝利に導いた。
またドルフィンズディフェンスはディロンに121ヤードのランを許したが、ブレイディからは4つのインターセプトを奪って、サックも2つ記録した。
GAME BOOK