Week 17
Dolphins vs. N.Y.Jets
23-21
December 28,2003
Pro Player Stadium
Miami,Florida

  

シーズン最終戦…ドルフィンズ、薄氷の大逆転勝利

プレーオフ進出の望みが断たれたマイアミドルフィンズの2003年シーズン最終戦は、こちらも今シーズンすでに負け越しが決定しているニューヨークジェッツを地元マイアミに迎えて行われたが、ドルフィンズが残り試合時間3秒でKオリンド・マレーの22ヤードFGで逆転、23-21で最終戦を劇的な勝利で飾った。

勝ったドルフィンズは10勝6敗でシーズン全日程を終了、10勝しながらプレーオフ進出が果たせなかったわけだが、これは1991年シーズンのサンフランシスコ49ersとフィラデルフィアイーグルス以来のこととなった。

また敗れたジェッツは6勝10敗で1996年シーズン以来の負け越しとなり、HCハーマン・エドワーズの下では初めての負け越しシーズンとなった。

この試合、前半は両チームのオフェンスが激しく得点を取り合った。先制したのはドルフィンズで、第1Q試合開始直後の攻撃でQBジェイ・フィードラーがWRクリス・チャンバースに24ヤードパスをヒットさせるなど14プレーで71ヤードをドライブ、時間も約7分半を消費する見事なボールコントロールオフェンスを展開して、最後はマレーが23ヤードのFGを決めて3-0とリードした。

そして次の攻撃では、フィードラーのパスを受けたRBリッキー・ウイリアムスが59ヤードを獲得して一気にジェッツ陣内に攻め込み、第2Qに入ってまたしてもマレーが43ヤードのFGを決めて6-0とリードを広げた。

ドルフィンズの勢いは止まらず、次の攻撃でもフィードラーからチャンバースに21ヤードパス、TEドナルド・リーに10ヤードパスが決まるなど6プレーで54ヤードをドライブし、最後はウイリアムスが16ヤードのTDランを決めて13-0と大きくリードを奪った。

このままドルフィンズの一方的な試合展開かと思われたが、ジェッツも次の攻撃から反撃し、QBチャド・ペニントンがWRカーティス・コンウェイに45ヤードのパスを決めるなど7プレーで80ヤードをドライブ、最後はRBカーティス・マーチンが8ヤードのTDランで締めくくって、13-7と6点差に迫った。

しかしドルフィンズも直後のキックオフでKRトラビス・マイナーが49ヤードの好リターンを見せてチャンスをつかむと、フィードラーからチャンバースへの20ヤードパスなどで前進し、最後はフィードラーからパスを受けたチャンバースがエンドゾーンへダイビング、これが20ヤードのTDパスとなって20-7と再び13点差をつけた。

しかしジェッツも粘り、次の攻撃ではペニントンからWRサンタナ・モスに23ヤードのパスが決まるなど13プレーで62ヤードをドライブして、最後は前半終了14秒前にKダグ・ブライアンが36ヤードのFGを決めて20-10としてハーフタイムを迎えた。

第3Qに入って、ジェッツは最初の攻撃でペニントンがFBジェラルド・ソーウェルに12ヤード、13ヤードのパスを通し、マーチンの11ヤードランを絡めるなど12プレーで60ヤードをドライブして、最後はブライアンが22ヤードのFGを決めて20-13と7点差に迫った。

これに対してドルフィンズは、次の攻撃でフィードラーがWRデリアス・トンプソンに17ヤードパス、リーに20ヤードパスをヒットさせ、ウイリアムスの11ヤードランでジェッツ陣内11ヤード地点まで攻め込んで得点チャンスをつかんだ。

しかし次のパスプレーでOTトッド・ペリーがフェイスマスクの反則を犯して大きく罰退、さらにフィードラーも2度のサックを受けてさらに後退し、結局マレーが53ヤードのFGを狙ったが右にそれて失敗、得点を奪うことが出来ず、さらにこれをきっかけとして試合の流れが一気にジェッツ側に傾いた。

ドルフィンズは直後のジェッツの攻撃をパントに追い込んで攻撃権を得たものの、1stダウンが更新できずにパントを蹴ろうとしたが、LSジェフ・グロウのスナップがPマット・タークの頭上を越えてエンドゾーンを通過したためセーフティとなり、ジェッツ側に2点を献上、20-15とリードが5点差に縮まった。

これで勢いづいたジェッツは、第4Qに入ってペニントンからWRケビン・ロケットへの16ヤードパス、モスへの13ヤードパスなどで攻め込み、最後はペニントンからTEアンソニー・ベクトへ1ヤードのTDパスが決まって、その後の2点コンバージョンは失敗したものの、ついに21-20と逆転した。

この試合で初めて追いかける立場となったドルフィンズだったが、次の攻撃でフィードラーからチャンバースへの23ヤードパス、TEランディ・マクマイケルへの27ヤードパスなどでジェッツ陣内1ヤード地点まで攻め込み、FGでも逆転という大きなチャンスをつかんだ。

しかしここでフィードラーが投じたパスをマクマイケルがキャッチミスを犯し、そのボールをLBビクター・ホブソンがインターセプトしてエンドゾーンから26ヤードをリターン、ドルフィンズの逆転の望みは断たれた。

残り試合時間4分を切ってこのままジェッツが逃げ切るかと思われたが、ジェッツはペニントンからベクトへの18ヤードパスで1stダウンを更新したはずがベクトのパスインターフェアの反則で取り消しとなり、結局パントに追い込まれて残り試合時間2分56秒でドルフィンズに攻撃権が移った。

これで息を吹き返したドルフィンズはフィードラーからチャンバースに2本の11ヤードパスがヒットして前進、さらに3rdダウン残り6ヤードのピンチもフィードラーがチャンバースに14ヤードパスを通してドライブを継続し、最後は残り試合時間3秒でマレーが22ヤードの逆転FGを決めてドルフィンズの勝利が確定、23-21で乱戦に終止符を打った。

フィードラーはパス29回投中21回成功でキャリア最高の328ヤードを獲得して1TDを記録した。またチャンバースもキャリア最多の9回のパスレシーブで153ヤードを獲得した。

またウイリアムスは20キャリーで73ヤード獲得に止まったが、今シーズン通算では392キャリーとなり、昨シーズン自身が記録した383キャリーのチーム記録を更新した。

ドルフィンズのディフェンスはマーチンのランを24キャリーで92ヤード獲得に抑え、今シーズンはついに相手チームに対して100ヤードラッシャーを1人も許さなかった。

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