AFC頂上対決…ドルフィンズディフェンス、レイダースを支配
ともに地区首位同士の対決となったマイアミドルフィンズとオークランドレイダースの一戦はドルフィンズの地元マイアミで行われたが、DEジェイソン・テイラーが3サックを記録し、CBパトリック・サーティンとサム・マディソンがWRジェリー・ライスとティム・ブラウンを封じるなどディフェンスの活躍でドルフィンズが23-17でレイダースを破った。
勝ったドルフィンズはAFC東地区首位の座をキープ、プレーオフ進出に大きく前進した。
第1Qキックオフ直後のレイダースの攻撃で、テイラーがレイダースQBリッチ・ギャノンに対していきなり2つのサックを浴びせて攻撃を止めると、そこから流れはドルフィンズに傾いた。
ドルフィンズは最初の攻撃でQBジェイ・フィードラーがWRクリス・チャンバースに40ヤードのパスをヒットさせるなどでボールを進め、最後はKオリンド・マレーの25ヤードFGで3-0と先制した。
これに対してレイダースはRBリッキー・ウイリアムスのファンブルからつかんだチャンスをKセバスチャン・ジャニコウスキーの26ヤードFGで3-3の同点に追いついた。
しかしドルフィンズはその直後のキックオフでKRトラビス・マイナーが41ヤードをリターンして一気に敵陣までボールを進めると、フィードラーがチャンバースに29ヤードパス、WRジェームス・マクナイトに10ヤードパスをヒットさせるなどで5ヤード地点までボールを進めた。
ここでフィードラーがエンドゾーンに向けて投じたパスをWRクリス・カーターがワンハンドキャッチ、自身通算130個目となる5ヤードTDパスキャッチを決めて10-3とリードを奪った。
さらにドルフィンズは第2Qに入って、またしてもフィードラーからチャンバースに29ヤードパスが決まるなど13プレーで97ヤードをドライブするという1989年以来最長の攻撃を展開、最後はマイナーが4ヤードのTDランで締めくくって17-3とリードを広げた。
レイダースのギャノンは最初の5回の攻撃でパス8回投中3回成功で13ヤードしか獲得できなかったが、6回目の攻撃では3回のパスで31ヤードを獲得、加えてRBタイロン・ウィートリーの3キャリー27ヤード獲得の活躍もあり、敵陣10ヤード地点までボールを進めた。
しかしここでギャノンはDEアデワール・オグンライにサックを浴びるなどで結局TDを奪えず、ジャニコウスキーの38ヤードFGで3点を返すに止まった。
前半を終えてドルフィンズは17-6とリード、特に今シーズンNFL新記録となる10回の300ヤードパッシングゲームを記録しているギャノンをわずか6回のパス成功で44ヤード獲得に抑え込んだ。
第3Qに入ってなんとか反撃したいレイダースだったが、ギャノンがルーキーTEダグ・ジョリーに25ヤードパスを通すなどで敵陣20ヤード地点までボールを進めたものの、またしてもギャノンがDEジェイ・ウイリアムスにサックを浴びるなど結局ジャニコウスキーの45ヤードFGによって3点を返しただけだった。
これに対してドルフィンズは得意のボールコントロールで7分半以上もボールを支配し14プレーで57ヤードをドライブ、TDは奪えなかったもののマレーが27ヤードFGを確実に決めて20-9とリードを広げた。
第3Q終盤レイダースはそれまで抑えられていたライスが3回のパスレシーブで30ヤードを獲得するなど8プレーで80ヤードをドライブ、最後は第4Q開始直後にギャノンからWRジェリー・ポーターに20ヤードのTDパスが決まり、さらにその後の2点コンバージョンでもギャノンがポーターにパスを通して20-17と3点差まで迫った。
ドルフィンズは次の攻撃で自陣19ヤード地点から敵陣22ヤード地点までドライブを続け、マレーの40ヤードFGで追加点を狙ったものの右にそれて外れ、一転してピンチに陥った。
しかしその後レイダースはPRブラウンがトレント・ギャンブルのタックルを受けて痛恨のファンブル、これをドルフィンズのエド・ペリーにリカバーされて攻撃権を失った。
ドルフィンズはこのチャンスを逃さずウイリアムスの14ヤードラン、フィードラーからチャンバースへの14ヤードパスなどで前進し、今度はマレーが41ヤードのFGを決めて大きな3点をあげた。
そして最後の望みをかけたレイダースの攻撃は、ギャノンがライスに投じたパスをサーティンがワンハンドでインターセプトして22ヤードをリターン、この時点で残り試合時間は1分43秒で、結局23-17でドルフィンズが逃げ切った。
テイラーはこの試合で3サックの活躍、特にレイダースの試合開始最初のドライブで2サックをあげてパスを得意とするレイダースのオフェンスのリズムを序盤から狂わせ、大事な試合の勝利に大きく貢献した。
それに加えてドルフィンズのディフェンスは時折6人のディフェンスバックを配置する守備体系を用いてライスとブラウンに対して2人あわせてわずか6キャッチで60ヤード獲得に封じ込めた。またトータルでもNFL1位のレイダースのオフェンスを218ヤードに抑えた。
フィードラーはパス32回投中21回成功で237ヤードを獲得、NFLのリーディングパッサーであるギャノンのパス204ヤード獲得を上回る活躍を見せた。
そして2試合連続で200ヤード以上のラッシングを記録してこの試合を迎えたウイリアムスだったが、この試合でも27キャリーで101ヤードを獲得しこれで5試合連続で100ヤード以上のラッシングを記録したことになる。
またこの試合ではNFL史上で通算1000パスレシーブを記録している3人、レイダースのライスとブラウン、ドルフィンズのカーターが同時にプレーしたが、最も活躍したWRはキャリア2年目のチャンバースで、7回のパスレシーブで138ヤードを獲得し勝利に貢献した。
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