マレー劇的FG…ドルフィンズ、サンデーナイトの死闘を制す
全米注目、AFCのトップチーム同士の対戦となった第6週のサンデーナイトゲームは地元のデンバーブロンコスが試合終了45秒前にKジェイソン・イーラムの55ヤードFGで22-21と逆転し勝負あったかに見えたが、ドルフィンズもKオリンド・マレーが53ヤードFGを試合終了6秒前に決めて再逆転、24-22でドルフィンズがアウェイで貴重な1勝をあげた。
勝ったドルフィンズはこれで5勝1敗となりサンディエゴチャージャースと並んでAFCトップの成績となった。また地区内でもニューイングランドペイトリオッツ、バッファロービルズに2ゲーム差をつけて首位の座を安泰とした。
この試合前半はホームゲームで圧倒的強さを誇るブロンコスが試合の主導権を握った。試合開始直後の攻撃をイーラムの33ヤードFGに結びつけて先制すると、次の攻撃でもイーラムが52ヤードのFGを決めて6-0とした。
ドルフィンズもKRトラビス・マイナーの67ヤードキックオフリターンでチャンスをつかみ、マレーの48ヤードFGに結びつけたがこれが失敗、得点をあげることができなかった。
勢いに乗るブロンコスは第2Qに入ってイーラムが3本目の23ヤードFGを確実に決めて9-0とリードを広げた。
ブロンコスのディフェンスは第1Qのドルフィンズのオフェンスにわずか9ヤード、1stダウン更新0に抑え込んだ。
第2Q中盤になってドルフィンズもようやくオフェンスが機能し始めた。QBジェイ・フィードラーがWRオロンデ・ガズデンに18ヤード、29ヤードの効果的なパスをヒットさせるなど8プレーで76ヤードをドライブ、最後はRBリッキー・ウイリアムスが10ヤードのTDランを決めて9-7とした。
これに対してブロンコスは次の攻撃でQBブライアン・グリーシーがドルフィンズディフェンスのブリッツの裏をついてFBマイク・アンダーソンにパス、これが53ヤードのロングゲインとなってエンドゾーン手前1ヤード地点までボールを進めた。
しかし次のプレーでRBクリントン・ポーティスがファンブル、これはなんとか自らリカバーしたものの、次のアンダーソンのランではドルフィンズDEジェイソン・テイラーにボールを叩かれ、転がったボールをDTラリー・チェスターにリカバーされて得点をあげることができなかった。
ボールを奪ったドルフィンズは自陣1ヤード地点からドライブを続けたが、ブロンコス陣内に入った後フィードラーがDEモンテ・リーガーにパスをインターセプトされて攻撃権を失った。
ブロンコスはこのチャンスを生かし前半終了と同時にイーラムが49ヤードFGを決めたが、OTブレイク・ブロッカーマイヤーのホールディングの反則で取り消され、結局9-7のままハーフタイムを迎えた。
第3Qに入ってもブロンコスのディフェンスは好調で、ドルフィンズ最初の攻撃でDEトレバー・プライスがフィードラーをサック、ファンブルを誘発させると自らリカバーしてボールを奪った。プライスはこの試合トータルで6タックル2サックの成績だった。
攻撃権を得たブロンコスは次のプレーでグリーシーが一気にTDを狙ってパスを投げたが、ドルフィンズCBサム・マディソンがインターセプト、チャンスを失ったかに見えた。しかしリプレイの結果マディソンが確保する前にボールが地面についており判定が覆りパス不成功で事なきを得た。
結局ブロンコスはこの攻撃をまたしてもイーラムの40ヤードFGに結びつけて12-7とリードを広げた。
その後両軍ともにディフェンスが踏ん張りパントの応酬が続いたが、第4Qに入ってグリーシーのパスをマディソンが今度は正真正銘のインターセプト、15ヤードをリターンしてドルフィンズは絶好のチャンスをつかんだ。
ここでフィードラーがガズデンに16ヤードのパスを決め、WRジェームス・マクナイトがリバースプレーで16ヤードのランを決めるなどでブロンコス陣内9ヤード地点まで攻め込むと、2プレー後ウイリアムスが2ヤードTDランを決めてついにドルフィンズは14-12と逆転した。
これで勢いに乗ったドルフィンズは次のブロンコスの攻撃でCBパトリック・サーティンがグリーシーのパスをインターセプト、そのまま40ヤードをリターンしてTDとし、21-12と大きくリードを奪った。
しかし粘るブロンコスは地元ファンの声援を受け11プレーで80ヤードをドライブ、最後はグリーシーからアンダーソンへ1ヤードTDパスが決まって21-19と2点差まで迫った。
再び息を吹き返したブロンコスはディフェンスが次のドルフィンズの攻撃を止めると残り試合時間1分51秒から逆転をかけた最後のドライブを開始した。
グリーシーからルーキーWRアシュリー・レリーに35ヤードのパスが決まって大きく前進、最後はイーラムがこの試合5本目となる55ヤードFGを決めて22-21と逆転、勝利を決めたかに思われた。
しかしドルフィンズは残り試合時間40秒、自陣26ヤード地点から信じられない逆転劇を演じることになる。フィードラーが2つのパスを失敗した後TEランディ・マクマイケルに17ヤードのパスをヒットした。
そして次のプレーでフィードラーが投げたパスはブロンコスLBジョン・モーブリーにインターセプトされそうだったが、ボールはモーブリーの手をすり抜けて、ブロンコス陣内35ヤード地点で後方にいたWRデドリック・ワードの腕に収まった。
最後のタイムアウトを消費したドルフィンズは逆転勝利をマレーのFGに賭けた。今シーズンFGの失敗が目立ち、この試合でも48ヤードを失敗しているマレーだったが、この53ヤードのFGを見事に決めて勝利の立て役者となった。
フィードラーは第2Qにハードヒットを受けて脳震とうを起こしたエースWRクリス・チャンバースを失い、試合終盤には右手親指を負傷しながら、パス29回投中19回成功で210ヤードを獲得しチームを勝利に導いた。
またウイリアムスはAFC2位のランディフェンスを誇るブロンコスに20キャリーで49ヤードに抑えられながら、要所では2つのTDランを決めて勝利に貢献した。
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