強力守備にオフェンス沈黙、ドルフィンズ前年王者に完敗
地元マイアミに昨シーズンのスーパーボウルチャンピォン、ボルチモアレイブンスを迎えて行われたAFCワイルドカードプレーオフは、ドルフィンズがレイブンスの強力ディフェンスの前にトータル獲得ヤード151、1stダウン更新わずか9回に抑え込まれて20-3で完敗した。
ドルフィンズはNFLで唯一、過去5年連続でプレーオフに進出しているが、5度の敗戦はいずれも大敗で、総得点わずか16に対して総失点は164という結果に終わっている。
この試合先に得点したのはドルフィンズの方だった。第1Q試合開始のキックオフで、レイブンスKRジャーメイン・ルイスがファンブル、これをドルフィンズLBトミー・ヘンドリックスがレイブンス陣内24ヤード地点でリカバーして攻撃権を得た。
このチャンスにKオリンド・マレーが33ヤードFGを決めてドルフィンズが3-0と先制した。
しかしレイブンスは第1Q中盤、自陣10ヤード地点から開始した攻撃で、中央へのランプレーを主体にしてドライブを続け、最後は第2Qに入ってRBテリー・アレンが4ヤードTDランを決めて7-3と逆転した。実に17プレーで8分51秒を費やすという完璧なボールコントロールで90ヤードをドライブした。
その後第2Qは両チームとも攻撃が続かず2度ずつパントを蹴り合ったが、終盤ドルフィンズはRBトラビス・マイナーがファンブルして攻撃権をレイブンスに奪われた。
レイブンスはこのチャンスにKマット・ストーバーが40ヤードFGで追加点を狙ったが、ゴールポストに当たって跳ね返り失敗、結局7-3のままハーフタイムを迎えた。
第3Qに入ってもドルフィンズの攻撃はレイブンスディフェンスの堅い守りに阻まれて2度の攻撃はいずれもパントに終わった。
一方レイブンスは第3Q中盤に自陣1ヤード地点からの攻撃開始というピンチに陥ったが、3rdダウン残り1ヤードでQBエルビス・ガーバックからWRトラビス・テイラーへの45ヤードパスが決まってピンチを脱出すると、あとはランプレーを主体にしてボールを進めて99ヤードをドライブ、最後はガーバックからテイラーへの4ヤードTDパスが決まって第3Q残り1分20秒で14-3と大きくリードを奪った。
今シーズン第4Qに強さを発揮しているドルフィンズだったが、この試合では2度のターンオーバーを犯し、それをきっかけに失点して敗戦を決定づけてしまった。
まずQBジェイ・フィードラーがLBピーター・ボウルウェアのサックを受けてファンブル、これをDTサム・アダムスがドルフィンズ陣内37ヤード地点でリカバーしてレイブンスが攻撃権を奪った。そしてレイブンスはストーバーの35ヤードFGで17-3とリードを広げた。
さらにドルフィンズは次の攻撃で、フィードラーがレイブンス陣内5ヤード地点でオープンになったWRジェームス・マクナイトへロングパスを投じたが、これがマクナイトの肩に当たって大きく跳ね上がり、その跳ね上がったボールをレイブンスCBデュアン・スタークスがキャッチしてインターセプト、そのまま26ヤードをリターンした。
再びターンオーバーから攻撃権を得たレイブンスは11プレーで50ヤードをドライブ、6分33秒を費やしてストーバーの40ヤードFGに結びつけて20-3とした。
その後のドルフィンズの攻撃も1回1stダウンを更新しただけでまったくいいところなく、結局ドルフィンズは試合開始直後のFGによる得点3点だけに終わった。
ドルフィンズディフェンスはプロボウルLBザック・トーマスが22タックルを記録した。しかしアレンに25キャリーで109ヤードを許すなどレイブンスにトータルで50キャリー、226ヤードを許し、約38分間もボールを支配された。
一方のドルフィンズのランプレーはマイナーが5キャリーで14ヤード、RBラマー・スミスに至っては6キャリーでわずか6ヤードに止まった。フィードラーが3回のランで獲得した16ヤードが最高という内容だった。
パスプレーもWRクリス・チャンバースの欠場も影響して、フィードラーはパス28回投中15回成功で122ヤードに止まり、レイブンスのディフェンスに3度のサックを浴びた。
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