厳寒の死闘、マレーのFGで地区優勝決定
レギュラーシーズン最終週、敵地での対ニューイングランドペイトリオッツ戦は地区優勝をかけたドルフィンズが大苦戦、24-24の同点から最後はオリンド・マレーが残り試合時間9秒で決勝の49ヤードFGを決めてドルフィンズが27-24で勝利し、6年ぶりの地区優勝を決めた。
この試合、先制したのはドルフィンズだった。第1Qジェフ・オグデンの56ヤードパントリターンでチャンスをつかみ、マレーが47ヤードのFGを決めて3-0とリードした。
その直後のキックオフでドルフィンズは意表をついたオンサイドキックを敢行したが、ペイトリオッツのFBハロルド・ショウがリカバーし、6分後トニー・カーターが1ヤードTDランを決めてペイトリオッツが7-3と逆転した。
さらにペイトリオッツは第2Qに入ってドリュー・ブレッドソーがケビン・フォークに52ヤードのTDパスを通して14-3とリードを広げた。
これに対してドルフィンズはディフェンスとスペシャルチームの活躍で一気に逆転した。まずジェイソン・テイラーのインターセプトからチャンスをつかんでジェイ・フィードラーからTEハンター・グッドウィンに9ヤードのTDパスが決まって14-10とし、さらにブロック・マリオンのパントブロックをトワン・ラッセルが敵陣9ヤード地点でリカバーしてラマー・スミスの1ヤードTDランに結びつけて17-14とした。
しかしペイトリオッツも前半終了間際にブレッドソーからのパスをテリー・グレンがエンドゾーン内でダイビングキャッチ、16ヤードのTDパスとなって21-17と再逆転してハーフタイムを迎えた。
第3Qに入ってドルフィンズはFGのチャンスをつかんだが、マレーが47ヤードのFGを失敗、逆にペイトリオッツはアダム・ビナティエリが33ヤードのFGを決めて24-17とリードを広げた。
ドルフィンズは第4Q早々にも再びFGのチャンスをつかんだが、またしてもマレーが28ヤードFGを失敗、このままペイトリオッツ側に流れが傾くかと思われた。
しかし地区優勝に向けて執念を見せるドルフィンズはフィードラーがパス8回投中7回を成功させて69ヤードを稼ぐなどで65ヤードのTDドライブを演出、最後はスミスがディフェンスのタックルを破って1ヤードTDランを決めて、残り試合時間4分9秒でついに24-24の同点に追いついた。
追いつかれたペイトリオッツは勝ち越しを狙って攻撃を開始したが、ドルフィンズはブレッドソーのパスをロバート・ジョーンズが弾き、それをザック・トーマスが自陣24ヤード地点でインターセプトして攻撃権を奪った。
ここからドルフィンズの攻撃が始まり、フィードラーが3分半をかけて12プレー45ヤードの決勝ドライブを演出した。自陣25ヤード地点でのサードダウン9ヤードではオウトリー・デンソンに12ヤードのパスをヒット、2プレー後O.J.・マクダフィーに13ヤードのパスをヒットさせて敵陣に進めた。
さらにサードダウン5ヤードでフィードラーからオロンデ・ガズデンに8ヤードのパスが決まってペイトリオッツ陣内35ヤード地点までボールを進め、4プレー後マレーが49ヤードのFGを決めて27-24とした。
マレーは16回連続でFGを成功させていたが、第3Q、第4Qに連続して失敗してしまった。しかしもっとも大事なところで長いFGを見事に決めて見せた。
ペイトリオッツ最後の攻撃、ブレッドソーがイリーガルフォワードパスの反則を犯していったんは試合が終了したかに思われた。しかしリプレーを見直した結果、試合時間が3秒間残っていることが判明、30分後にロッカールームから両軍の選手が呼び戻されて観衆のいなくなったスタジアムで最後の1プレーを行うという、NFL史上かつてない奇妙な結末となった。
これでプレーオフ進出を果たしたドルフィンズだが、オークランドレイダースが勝ったためにシード権は得られず、ワイルドカードゲームで地元マイアミにインディアナポリスコルツを迎えてプレーオフ第1戦を戦うことになる。
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