Wild Card Playoff
Dolphins vs. Colts
23-17
December 30,2000
Pro Player Stadium
Miami,Florida

  

スミス決勝TD、オーバータイムでコルツを撃破

AFCワイルドカードプレーオフ、地元マイアミでの対インディアナポリスコルツ戦はラマー・スミスがチームプレーオフ記録となる209ヤードラッシュの大活躍、オーバータイムの11分26秒に17ヤードの決勝TDランを決めてドルフィンズが23-17で勝利した。

209ヤードラッシュは1985年のプレーオフでロサンゼルスラムズのエリック・ディッカーソンが対ダラスカウボーイズ戦で記録した248ヤードに次ぐプレーオフ史上2番目の記録で、1974年1月の第8回スーパーボウルの対ミネソタバイキングス戦でラリー・ゾンカが記録した145ヤードのチーム記録を更新するものだった。

同時にスミスの40キャリーもプレーオフ新記録、これまではジョン・リギンスとリッキー・ベルが記録した38が最高だった。

この試合は前半はまったくのコルツペースで進んだ。第1Qマイク・バンダージャットの32ヤードFGでコルツが3-0とリードした。

これに対してドルフィンズは続く3回のオフェンスシリーズでジェイ・フィードラーがいずれもインターセプトを喫するという乱調、まず一つ目はエンドゾーンにいるトニー・マーチンに向けて投げたパスをコルツSチャド・コータにインターセプトされ得点チャンスを逃した。

二つ目は第2Qに入っての攻撃でスクリーンパスを狙ったがDEチャド・ブラツキーにはじかれてそのままインターセプト、バンダージャットに26ヤードFGを決められて6-0とリードを広げられた。

そしてフィードラーの3つ目のインターセプトは再びコータで23ヤードをリターンされて、2プレー後ペイトン・マニングからジェローム・ペイソンに17ヤードTDパスがヒット、さらに2ポイントコンバージョンでマニングからTEケン・ディルガーにパスを決められて一気に14-0とリードを許した。

なんとか反撃したいドルフィンズはスミスのランプレーを中心にボールを進めFGのチャンスをつかんだが、オリンド・マレーが38ヤードを失敗、結局14-0でハーフタイムを迎えた。

第3Qに驚異的な強さを誇るドルフィンズは開始直後の攻撃で11プレーで7分近くの時間を費やして70ヤードを進み、最後はスミスが2ヤードのTDランを決めて14-7と1TD差に迫った。このドライブでスミスは7回のボールキャリーで42ヤードを稼いだ。

第4Qに入ってドルフィンズはまたしてもスミスのランプレーでボールを進めて、今度はマレーが38ヤードのFGを確実に決めて14-10と4点差に迫った。

しかしコルツもその直後9プレーで45ヤードを進めバンダージャットが50ヤードのFGを決めて17-14とし、残り試合時間4分55秒で再び7点リードした。

ドルフィンズは同点を狙って自陣20ヤード地点から攻撃を開始、フィードラーとスミスがサードダウン1ヤードでいずれも3ヤードランを決めて攻撃を続け、さらにフィードラーはO.J.マクダフィーに19ヤード、13ヤードの効果的なパスを決めていった。

そして残り試合時間34秒でこの日1本もなかったTEへのパスをジェド・ウィーバーにヒット、これが同点に追いつく9ヤードTDパスとなって遂にスコアは17-17となってオーバータイムに突入した。

コイントスに勝って最初の攻撃権を得たドルフィンズだったが、攻撃が続かずパントとなってコルツに攻撃権が移った。

コルツはマニングからマービン・ハリソンに30ヤードのパスがヒットして一気に前進、結局ドルフィンズ陣内32ヤード地点までボールを進めてFGを狙った。しかしこの49ヤードFGをバンダージャットが右にそらして失敗、勝利のチャンスを失った。

バンダージャットはシーズン中27回のFGを蹴って失敗はわずかに2回と大変安定したキッカーで、この試合でも50ヤードを含む3回のFGを決めていたが大事なところでミスを犯してしまった。

再び攻撃権を得たドルフィンズはサードダウン3ヤードのピンチにフィードラーからジェフ・オグデンに6ヤードパスが決まって攻撃を継続、そしてサードダウン1ヤードではフィードラーが自らボールをキープして2ヤードランでダウン更新、さらにフィードラーはオロンデ・ガズデンに13ヤードのパスをヒットさせてコルツ陣内23ヤード地点までボールを進めた。

そして2プレー後、スミスがCBジェフ・バリスのタックルを引きずりながらエンドゾーンに突っ込んでこの試合2つ目のTDは決勝の17ヤードTDランとなって、ドルフィンズが23-17として劇的な勝利を決めた。

この試合はプレーオフの試合としては7年ぶりに地元でのテレビ中継が行われなかった。前日までに7500枚のチケットが売れ残っていたためのことであるが、多くの地元ファンがスミスの前半16キャリーで87ヤード、後半24キャリーで112ヤードの今季最高のパフォーマンスを見逃してしまった。

フィードラーは前半こそパス14回投中5回成功で42ヤード獲得で3インターセプトと散々な内容だったが、後半は一転してパス20回投中14回成功で143ヤードを獲得しインターセプトなし、またラッシングでも7キャリーで43ヤードを獲得して勝利に貢献した。

ドルフィンズディフェンスはNFLのリーディングラッシャー、エジャリン・ジェームスに対して21キャリーで107ヤードを許したがTDは奪われなかった。またCBサム・マディソンとパトリック・サーティンは今シーズン102キャッチを記録しているハリソンを5キャッチ63ヤードに抑えた。くわえてマニングに対してはサック、インターセプトを記録することはできなかったが、パス32回投中17回成功で194ヤード、TDパスもわずか1本に抑えた。

勝ったドルフィンズは次週ディビジョナルプレーオフで敵地オークランドに乗り込んでレイダースと戦うことになる。

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